ドックベストセメント治療の問題点
2年間通った結果、青↓の3本は一応ドックベストセメント治療後にコンポジットレジン修復してあった。
しかし、上の左右の中切歯は健全歯質を支台歯形成のために健全歯質を丸っと削ってあり、歯を削らないというドックベストセメント歯科医の広告とは大きく違っていた。
また、小臼歯のコンポジットレジン修復は内部にう蝕象牙質外層が大量に残っていた。う蝕象牙質外層を多く取り残してのコンポジットレジン修復は接着が悪く予後が良くないことは明白である。このような保存学会のう蝕除去ガイドラインに全く反する治療をドックベストセメント認定医と称して権威付けがされているようですが、自らが行っている歯科治療を保存学会のガイドラインには従わない治療を行っていますと公言しているグループと称しているのと同じです。
どうか歯科治療は長年研究されてきた知見と技術を用いて患者さんの利益に反しないように行うべきであるのが原則です。このような患者さんに必要のない時間とお金をかけさせず、遠回りの治療を行わずに、しっかりガイドラインを守って行う義務が我々歯科医師にはあると思います。
2022年10月13日 10:04