ドックベストセメント治療の被害
写真はドッグベストセメント治療で有名なK歯科医師によるむし歯を削らないで食指導、高価なPoic水、ドックベストセメント治療を2年間受けていた患者さんですが、ドックベストセメントを外してみると、その下はぐちゃぐちゃのう蝕が進行していていました。事実上の放置であるばかりか、その間に高価なうがい水(塩水を電気分解しただけなのですが)や保存学会のう蝕除去のガイドラインを徹底的に無視するドックベストセメント治療により、無駄な費用と時間、そして大切な子供の笑顔を奪ってしまいました。
他にも同じ歯科医師からのドックベストセメント治療を受けた患者さんが、やはり神経が壊疽して骨吸収が歯根の周囲全体に広がっている状態で現在通院されております。実際に治った例もあるようですが、そのような例はドックベストセメントを使わなくてもう蝕除去のガイドラインを守れば治ったケースと思われます。
歯科医師にもドックベスト認定医と称して、K歯科医師が勝手に発行した認定証を掲げている歯科医が多くいます。患者さんにやる前に保存学会でその有効性を示すべきだと思います。
断言しますが、う蝕を外部から遮断できるような使い方であるならまだしも、写真のように、う蝕にドックベストセメントを詰めただけではう蝕の進行は止まりません。
ましてや、神経が壊死した歯に塗っても、ミイラや死者をよみがえらす呪術師じゃあるまいし、神経はよみがえりません!
しっかりした科学的な診断と治療を受け、このような被害が無くなりことを願うのみです。
2022年09月08日 06:31