削除から追加へ(修復方法の大転換!)
特に摂食障害はTooth WearのⅠ種で重症の歯の酸蝕を引き起こし、削除しては歯の崩壊への道を歯科治療が加速してしまい、追加型修復への転換が必要です。
摂食障害は珍しい病気ではありません。競技力向上や体形を維持するために過度の食事制限を強いられるアスリート、モデル、バレリーナは特に注意が必要です。日本の体育系学生の7%(男性(4%、女性では12%)がかかっているという報告があります。特に女性競技者においては「女性アスリートの3主徴」と呼ばれるリスク(利用可能なエネルギー不足、無月経、骨密度低下)が知られています。過剰な食事制限は成長期の子供には特に危険です。正常な食コントロールが確立できず、摂食障害になるリスクを伴います。さらに、メディアによる大食いやグルメ番組、過度にやせた体形を称賛する情報、SNSに氾濫する加工した動画、現実的にはありえないアニメに登場する人のスタイルなどは競技者や芸能人ばかりでなく、子供や若者に大きなプレッシャーになり、摂食障害のリスクになっています。
摂食障害に伴う酸蝕歯は歯が溶ける病気で、歯磨きでは防げません。さらに酸蝕歯にならない予防と、なっても健康な歯を削らずに溶けた歯を修復するのが原則です。決して健康な歯をさらに削って型を取って修復する方法は薄い歯をさらに削ることになり、神経を除去することも多く、歯の寿命を短くしてしまいます。現状では歯科医は酸蝕や摂食障害の理解が不十分で大学病院などの専門分野で治療を受けても、原因探しや辛い質問ばかりで、通院回数も20回以上、治療期間も1年以上もかかり、費用も莫大になります。長く終わりの見えない治療は中断となり易く、神経を取ったままの状態や削ったままの状態を放置し、それをくりかえすことにより、抜歯になり、歯の無い状態に向かうという悲惨な方が多くいます。院長はこの30年間、多くの患者さんの治療経験により、少ない回数で、少ない期間で、より少ない費用でキレイな笑顔を取り戻してきました(上の写真は3時間、費用1歯55,000円でむし歯の部分だけ除去しましたが神経は取らずに1回でコンポジットレジンで治した追加型修復の例です)。健康な歯を削らずに1日で治る例が多いので、北海道や九州、さらに海外からも患者さんがご来院されており、重症の酸蝕歯の患者さんだけでも200人以上の治療実績があります。健康な歯を削って型を取り差し歯やセラミクスべニアにしてからでは、それを除去するのが大変になります。歯が溶けても残された健康な歯を一切削らないで、失われた歯質をコンポジットレジンで全面カバーすることにより、酸に溶けない防御ときれいな白い歯と形も歯並びも整った厚みのある歯にすることができます。摂食障害は克服が難しい病気ですが、歯は削らずに治せます。酸蝕歯や摂食障害という繊細な疾患をもつ患者さんの心に寄り添える医療をスタッフ一同心がけています。
歯がしみる、知覚過敏があれば、酸蝕歯も考えましょう!
歯はむし歯や歯周病以外に「すり減る、溶ける、欠ける、割れる」ことにより、歯を失っていきます。これをTooth Weartと言います。現代の忙しいストレスが多い社会において、早食いや忙しい歯ブラシ、噛みしめや歯ぎしりによるTooth Wear、ストレスによる過食、摂食障害による酸蝕が増加しております。
むし歯、歯周病予防の毎日のセルフケアとTooth Wearの原因の除去と正しい対策をし、定期的な歯のメンテナンスを受けましょう!
そして、万が一むし歯や酸蝕歯になったら、健康な歯を削らない治療に努め、むし歯だけを除去し、失われた歯や溶けた歯を強力な接着材とコンポジットレジンで治し、定期的にメンテナンスをすることにより、歯は守られ、きれいにとても長持ちします。
